沿革

創業・1930

原田産業としての礎を築く

1923年3月に初代社長原田亀太郎が、資本金50万円を以って原田商事株式会社を設立し輸入業を開始。同年9月、関東大震災が発生。東京復興用資材(板ガラス等)の輸入注文を受けるというビジネスチャンスを享受した。
1928年3月に本社社屋が竣工。当時最新のコンクリート洋館造りで現在も本社本館として使用されている。

  • 1923年

    初代社長 原田亀太郎が、資本金50万円を以って原田商事株式会社を設立、各種物品の輸出入業を行う

  • 1928年

    現在地に社屋を新築移転

  • 1937年

    東京支店を設置

1940

輸入から国内ビジネスへ

1941年に太平洋戦争勃発。直輸入は不可となったため、国内事業拡張を図り、国内取引に専念した。
1943年7月、商号を原田産業株式会社に変更。
1945年8月に終戦し、社員が次々に復員。

  • 1943年

    原田産業株式会社と社名変更

1950

再び貿易商社へ

1947年、繊維公団他、3公団発足により同公団の輸入業務代行を行う。
1949年、輸出業務を再開。
1950年には輸入業務も再開。貿易商社として本来の業務に戻る。
また、この時期造船所各社に工具を紹介し、造船業界への道をつくる。さらに工具から機械へといったように取扱製品の幅を広げ、現在まで続くビジネスの足掛かりを築いた。

  • 1951年

    これより数次にわたり増資

1960

海外への進出・多様なビジネス形態へ

1962年に東京出張所が東京支店に昇格。
1964年11月には原田産業初の海外拠点であるオスロ―事務所が開設。これを皮切りに1965年10月にロンドン事務所を開設、1967年7月にはニューヨーク事務所を開設と合計3つの海外拠点を立ち上げた。
同時期日本では本格的なモータリゼーション時代が到来していたこともあり、当社でも自動ドリル研磨機など関連業界向けの製品を取り扱い、好評を得た。

  • 1969年

    原田亀太郎会長就任、原田富雄社長就任

1970

時代の変化に対応した貿易商社へ

1971年、ドル円が固定相場制(1ドル=360円)から変動相場制へ
同時期当社では宝石(主にダイヤモンド)の輸入販売を開始した。本社社屋にて展示会を開催した際には主な輸入元であったベルギーの領事も表敬来社された。
1972年には「日本列島改造論」に乗った土地ブームの影響で住宅建設ラッシュが起こった。その中で当社の家具・カーペットも活況を呈した。

  • 1972年

    資本金を3億円に増資

  • 1974年

    ノルウェー輸出協会より感謝状

1980

日本経済の発展へ寄与

1983年、当時の通商産業省は貿易摩擦緩和のための製品輸入促進策の一環として輸入貢献企業表彰制度を創設。当社はこの制度初の該当企業に認定され、通商産業大臣(当時)より表彰されるに至った。
また、当時瓶ビールに代わって生ビールが広く普及し始め「生ビール用ケグ・システム」(アルミ製生樽からビールを吸い上げるもの)の輸入販売が好調であった。

  • 1983年

    永年にわたり製品輸入に貢献した業績により、政府による「輸入貢献企業表彰」第1回受賞の栄誉に輝く

  • 1987年

    原田富雄会長就任、原田壽夫社長就任

1990

現代のビジネス形態への足掛かり

新たに食品事業を立ち上げる為、オランダの食品機械メーカーであるモンドミックス・ハウデン社との合弁会社、モンドミックス・ジャパンを設立。
また、エレクトロニクス事業の確立を経て、その国内地盤を生かしつつ海外へも進出、初のアジア海外拠点であるシンガポール支店の開設など、現在の事業体制につながる基礎が作られていった。
さらに、本社別館の竣工や九州営業所の開設など、国内の足場固めも進んだ。

  • 1993年

    オランダ食品機械メーカー、モンドミックス・ハウデン社と合弁にて株式会社モンドミックス・ジャパンを設立 八尾技術センター開設

  • 1996年

    シンガポール駐在員事務所開設

  • 1997年

    九州営業所開設

  • 1998年

    本社別館竣工 シンガポール駐在員事務所を支店 に昇格

2000

海外事業部門の拡大

ヘルスケア事業部の介護福祉事業を分離独立させラックヘルスケアを設立。
また、アジアでのビジネスの基盤を固めるため、台湾支店開設を皮切りに支店・駐在員事務所・現地法人などを各国に設立していった。
一方国内では、海外事業推進部門や事業開発チームを立ち上げ、海外拠点を活用した新規のビジネスや国内事業創造に挑戦していった。

  • 2000年

    ヘルスケア事業部を分離独立させラックヘルスケア株式会社を設立

  • 2002年

    台湾支店開設

  • 2003年

    中国上海に100%出資の現地法人、原田産業(上海)貿易有限公司開設 韓国事務所開設

  • 2006年

    タイに現地法人 HARADA CORPORATION(THAILAND) CO.,LTD.を設立

  • 2007年

    フィリピン駐在員事務所を設立

2010現在

現在へ

中国、ベトナムといったアジア各国だけでなく、ドイツのデュッセルドルフにも駐在員事務所を開設。欧州でのビジネス拡大も目指す。
また、2023年には創立100周年を迎える。2019年に一新した企業理念「すべては、挑戦から。」を掲げ、さらなる成長を目指す。

  • 2010年

    原田産業(上海)貿易有限公司 深セン支店設立

  • 2011年

    デュッセルドルフ駐在員事務所設立 ベトナム HONG PHUC DUC CO., LTD社と合弁にて現地縫製工場を設立

  • 2013年

    原田壽夫会長就任、原田暁社長就任

  • 2015年

    ホーチミンシティ駐在員事務所設立

  • 2017年

    株式会社三誠の事業を譲り受け、原田三誠メディカルサプライ株式会社を設立

  • 2018年

    HARADA GARMENT VIETNAM CO.,LTD.を設立

  • 2022年

    仏EFER ENDOSCOPY社の医療部門買収

  • 2023年

    創立100周年を迎える