SDGsにおける貢献
従来の重力式トイレは重力による落下で汚物を移送する仕組みですが、真空式トイレの場合はエジェクターやポンプによって生成される真空圧の吸引で移送を行います。そのため、洗浄に利用する水量が約1/6~1/8程度に削減できます。同様に、汚水量低減も可能であり、水資源の有効活用につながります。
担当チームの想い
この製品を提供している「機械チーム」は、船舶向けの真空トイレ装置をはじめ汚水処理装置からごみ処理装置まで船内の水およびごみ処理をワンストップで供給できるトータルマネージメントをご提案しています。
当社の造船事業は60年以上の経験があり、技術力を生かしてお客様と信頼関係を築いてまいりました。これからも長年の経験で培った情報力を活かして最適な製品をお客様に提案し、信頼できるパートナーであり続けます。
商品の特長
- 様々なタイプの真空装置
複数のタイプを取り揃え、あらゆるお客様の環境ニーズにお応えしております。 - 配管スペース縮小
配管径は従来の半分程度(40-65A)に縮小され、また配管勾配の考慮も不要です。 - トイレ配置の自由度
配管レイアウトの自由度を生かして水平配管・上向き配管にも対応でき、従来では汚水収集ができないような位置にもトイレを配置できます。 - 給水量と排水量の削減
洗浄水は従来の1/6~1/8に削減でき、また汚水量も削減できます。
関連するタンク類も小サイズ化できます。 - 臭いを抑え利用環境を快適に
周辺空気を吸い込みますので臭いの軽減につながります。
商品の詳細情報
真空装置
<貯留タンク方式>
最も実績の高い信頼性の高い真空装置です。吸入と排出を別々に行いますので汚水排出や貯留量の制御が可能になります。
<バキュームポンプ方式>
限られたスペースでも配置できる小型の真空装置です。真空吸入と排出を同時に賄います。
<大容量方式>
小型かつ最も大容量の真空装置です。1000人を超える汚水収集が可能になります。
汚水処理装置
真空システムメーカーならではの特性を生かし、汚水処理装置と真空装置一体型のシステムを提供しスペースの削減とメンテナンスの削減に貢献しています。
アフターサービス
メンテナンスや万一お困りになった場合のためにアフターサービスを随時お受けしております。
サービス体制を構築し、自社もしくは協力会社のエンジニアを全国へ派遣して納入時の危機調整からアフターケアも実施いたします。主要交換部品は在庫を保有しておりますので、スピーディーな対応が可能です。

関連資料・リンク
商品・サービス紹介サイト:https://mc.haradacorp.co.jp/shipbuildingsolution/toilet/
テクニカルコラム:
真空トイレシステムのメリット https://mc.haradacorp.co.jp/technology/shinku_toilet20220120/
真空生成方法について https://mc.haradacorp.co.jp/technology/shinku_toilet20220722/
真空便器のメカニズム https://mc.haradacorp.co.jp/technology/shinku_toilet20230131